カメは日本人にとって、とても身近な生き物です。ところが、最近、川や池でみかけるカメと言えば、北米原産のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)ばかりになってしまったと嘆いている方も多いのではないでしょうか。実際、弊社の調査結果では、日本の池や川で確認される淡水ガメの内、45%は北米原産のアカミミガメであることがわかってきました。一方、日本にしか生息しない日本固有種であるニホンイシガメはわずか11%。また、カメ調査と同時にみかける動物と言えば、ブラックバス、ブルーギル、アメリカザリガニ、ウシガエルと外来種ばかりです。このような現状を憂い、わたしたちは自然を回復させ、豊かな日本本来の自然を後世に残すため、株式会社自然回復を立ち上げました。